下肢障がい者の就職
就職活動を下肢障がい者がする場合には、通勤手段に問題はないのか、会社内の移動はスムーズにできるかという点が焦点になります。通勤手段は、自動車通勤が可能かどうかがポイントの一つになります。駐車場が都心部よりも郊外型のオフィスのほうが、整備されていることがよくあります。最近ではさまざまな就労形態の会社があるので、時差通勤などにも臨機応変に対応している会社もたくさんあります。時差通勤で通勤ラッシュを避けるといった工夫を、下肢障がい者で移動が大変でもすることは不可能ではないといえます。会社内の移動については企業側は、バリアフリーでないことを理由に下肢障がい者を受け入れられないと考えている場合もあります。すべての下肢障がい者が、バリアフリー環境でエレベーター完備でなければ仕事ができないということはないでしょう。車イスを使う人でも、普通の洋式トイレがあればトイレの利用は問題ないという人もいます。障がいの内容を就職活動では正しく伝えたほうが良いでしょう。あらかじめこういう施設があれば大丈夫ということを伝えれば、就職できる可能性が増えるでしょう。長時間の立ち仕事はないか、移動することが多いかを、就職のための選考を受ける時には聞いておいた方が良いでしょう。社内のドアの開閉に支障はないかなども下肢障がい者の就職では確認する必要があるようです。